卓球・荻村杯
張本「男子単」・伊藤「女子単」 V
激闘の末に偉大な元王者を振り切り、張本は床にうつぶせに倒れこんだ。
第7ゲーム、それまで攻撃的だったバックハンドレシーブ「チキータ」を「あえて使わずに我慢した」と単調にならないように工夫した。
ここに勝因となった決断があった。
伊藤と同世代好敵手の王は3大会連続の対戦だった。17歳の全日本女王は19歳の中国次代のエースに過去6戦全敗で「雲の上のような存在の選手だった。ものすごくうれしいというのと、びっくりしたという感じ」と喜びもひとしおの様子だ。
前週の中国オープンは1-4で完敗していた。
「ぼろぼろに負けたので、思い切り変えた。サーブもラリー戦も、自分から仕掛けて攻めていこう」と積極性を重視。特に最後の第6ゲームは多彩なレシーブと厳しいサーブで先手を握り続けた。
ここに勝因となった決断があった。
参考:愛媛新聞/平成30年6月12日/