感覚が完ぺきではなくなった

ウィンブルドン選手権第9日 

 

男子シングルスで4大大会最多の20勝を誇るフェデラーは、得意の芝のコートでまさかの逆転負けを喫した。

 

フルセットで敗れ、「勝つチャンスはあっただけに残念だ。今日は自分の日ではなかった」と敗戦を淡々と受け止めた。

 

序盤は順調だった。最初の2セットを先取。昨年の大会から34セットを連続で奪取し、自身の持つウィンブルドンの最長記録に並んだ。しかし、マッチポイントを握った第3セットを落とすと、その後の2セットを奪われ、「第1セットの後、感覚は完璧ではなくなった」と打ち明けた。

 

フェデラーでも、ゲームの最中に感覚が狂うことがある。いかに感覚が大事か、感覚を維持するためにはどうすればよいのか、試行錯誤が続く。